国立の古道具屋さん tree noteで、
お店のテーブルの上に一輪の白い花が生けてあった花瓶。
すっと立っているフォルムと質感がきれいで見つけた時から気になりました。
手に取ってみるとずっしりと重い。。
裏には HOTCHKISS PARIS という刻印がありました。
オチキス(Hotchkiss)は武器・兵器、自動車などを製造したフランスのメーカー。
これ、花瓶としてつくられたものではなく大砲の薬きょうだったのです。
お店の方から薬きょうだと聞いたときはぎょっとなり、買うのをためらいました。
でも花瓶としてのきれいなフォルムがどうしても気に入り、買うことに。
8月の終戦記念日、いくつか戦争関連の特番や映画を観たこともあり、
私は今、これに花を生けられる国、時代に生きているのだな、と改めて思ったりしました。
いつか世界中の空の薬きょうにお花が挿せるようになることを祈りつつ。。