佐渡

 
私の両親は10年ほど前から東京から佐渡ヶ島に移り住んでいます。

もともと父の祖母が住んでいて、私も小さいころから夏休みには毎年遊びに行っていました。

母屋は築100年以上で火をおこしてのカマドでの調理、お風呂は五右衛門風呂、庭には井戸。
冷たい井戸の水でスイカや野菜を冷やしていました。
畑でとれたてのトマトのおいしさは今でも鮮明に記憶にあります。

夜になると気味が悪いくらいの星の多さ!
ござをひいて寝っ転がって流れ星をたくさん見たっけ。
寝るときはかやを吊って寝ていました。

宮崎駿夫作品のなかで”となりのトトロ”が一番好きなのもそんな記憶と重なるところがたくさんあるからかもしれません。

いま両親は同じ敷地内にログハウスを建てて、野菜をつくったりと自然を身近に感じながら生活を送っています。

と、前置きが長くなりましたが、
この週末、夫の家族と佐渡に行って来ました。
普段は家でのんびり&温泉のパターンでしたが今回は夫の家族のためにいろいろ観光案内を、と、改めて佐渡の良さを見直せたいい機会。

佐渡に何度も行きながらなかなか聴けていなかった佐渡発祥の”鼓童”。
太鼓を打つプレイヤーのかっこよさといったら。心も打たれました(笑)。

また佐渡にはあちこちに能舞台があって能がさかんです。
能に和太鼓、改めて日本の芸術文化の高さを思い知りました。
そんな同じ想いから覚えた着物をもっと頻繁に着よう!と心に誓ったのでした。

古いお寺も若いころにはまったく興味がありませんでしたが歳を重ねたせいか(!?)由来など詳しくはわからなくてもそのたたずまいに心惹かれるようになりました。

今回は雨降りの多い旅になりましたが、観光客など誰ひとりいない雨の音と鳥の声の中にたたずむお寺はとても美しかった。
 
 

 

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