West Coast 6

6日目

今日はアリゾナ州北端のペイジという町の郊外にある、アンテロープキャニオンを訪ねます。ここは独立した国立公園ではなく、レインボーブリッジ国立公園という中にあるみどころのひとつです。

地元に住むナヴァホインディアンが管理していてマイカーで行くことはできず、 観光ツアーに参加して行くことになります。

ツアーデスクで申し込みをしてから11時半出発。
3台のオフロードトラックを改造した車(ものすごく大きいタイヤ付)に分乗。
上の写真はそのトラックについてたナンバープレート。アリゾナっぽいデザインですね。

トラックはこんな感じ。
普通の町で運転しててこんなのが後ろから来たら、ぜったい道、譲ります。。
お客さん達はトラックの荷台につけられた簡単なベンチに座るようになっています。

お客さんはシートベルトもなく上半身はほとんど吹きさらし、にもかかわらずトラックはけっこうなスピード。
トラックはしばらく舗装道路を走ると、道をそれて赤い砂漠の中に乗り入れます。
砂漠にはいると、砂埃がすごくて砂まみれに。 それにものすごく乾燥してるし、髪の毛はばっさばさに。それでもこれから見る自然の造形物に期待で心がはずみます。


30分後アンテロープキャニオン入口に到着。
ここでトラックを降り、自由行動になります。
峡谷は岩山の真下にある感じで、岩の割れ目のようなところから中に入っていきました。

赤い岩の裂け目に飲み込まれていく私。


10メートルも入ると、もうあたりはかなり暗くなって
このように岩の裂け目から降り注ぐ光によって、幻想的な光景に。

想像していたよりずっとなめらかで摩訶不思議な岩肌。
表面が、信じられないくらいなめらかなのです。

昨日見たグランドキャニオンが風による造形で男性的なのに対してこちらは女性的といった印象。
これは砂が固まってできた砂岩が鉄砲水によって浸食されてできたものだそうです。
水による造形だから、こんななめらか感があるんですね。
そして岩の割れ目はきわめて細いので、太陽の光が垂直に差し込むのは昼間のほんの2-3時間だけで、見学できる時間も限られているのです。

このあと一路東へ走り、モニュメントバレーへ。
モニュメントバレーは映画「駅馬車」などに出てくる独特の形をした赤い岩の群れ。
名前は知らなくても、誰でも絵はがきなんかで1回は見たことのある岩だと思います。
途中の道は限りなくまっすぐ。
そして遠くには赤い岩(ビュート)が見えて、ほんと「西部劇」の世界。

5時ごろ、 ついにモニュメントバレーに到着。
ただでさえ赤い岩が夕日に照らされて更に赤くなっていました。
そして人の影がこんなに長く。

ここに立ってこの景色を眺めていると、ただ年月と風によってできた岩ではなく、なにか神聖な神が宿っている、、と思えてくるのです。
荒々しい自然の風景なのだけれど、やさしくてあたたかく包み込まれるような神聖で神秘的な光景でした。


展望台にいた人なつっこい犬と。
私たちが着いてほどなく日が沈み始め、ビュートがどんどん陰に隠れていきます。

このあと近くのGoulding’s Lodgeという部屋からモニュメントバレーが見えるホテルに泊まりました。ベランダからは夕闇の中わずかに明るい空をバックにシルエットになったビュートを眺めることができました。