マイホームタウン、多摩ニュータウン

 
お天気のよかった連休の日、ずっと行ってみたいと思っていたところのひとつ、
多摩ニュータウンに行ってきました。

ここ、私が幼少期に育った思い出の場所。
当時(1970年代)はニュータウン全盛期で町中に子供が駆け回っていました。
緑がい〜っぱいで空き地や土手、公園もあちこち回りきれないほど。
団地内は車は入れないので、のびのびと走り回って遊んでいました。
学校から帰ってきたら文字通り、ランドセルを放り投げて、、。

今ではそんな子供の姿はなく、ひっそりと静まりかえっていました。でも、細部は驚くほど当時そのまんま。
時が止まったように幼少期の自分の記憶のと寸分かわってない。
考えてみれはタウン内は新しい道路が通るわけもなし、高層マンションが建ったりもないし都内のどこよりも変わらない街なのかも。

かつて住んでいた団地の建物もそのまま。
空いている部屋は多そうだったけど、思ったよりきれいに手入れされていてちょっとほっ。
改めて見ると、余計な飾りやデザインがなく、レトロ感もプラスされててけっこういい建物。

8階にあった当時の我が家、エレベーターのボタンの上のほうにある「8」に届かなくて乗る時は木の棒きれを持って乗り込んで、それでボタン押してたなぁ。
突風に吹き飛ばされてころがり落ちた入口の階段。死んでしまったペットのインコを埋めた土手。ローラースケートで滑ったスリル万点の急な坂。
通学路もまったく変わってない。

ひとけのないタウン内を歩いていると、自分の夢の中に入り込んで歩いているような不思議な不思議な感覚になってきました。

田舎の原風景ともちがう、不思議な街。
でもここが私の原点とも思える大好きな街なのでした。
 
 
 

 

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