カネコアヤノ × ハンバート

渋谷O-EASTで行われるはずだったライブが延びに延びて約1年近く….
やっと先月、大好きなアーティスト、ハンバートハンバートのライブへ。

今回はカネコアヤノさんとの共演でした。

先行はカネコアヤノさん。
白いふわふわとしたワンピースを着て、スタスタスタスタと裸足で登場。

かわいい挨拶があるのかな〜との、私の想像を見事に裏切り、
1曲目からすごい熱量全開で歌いまくる彼女。

書道家が大きな筆で一筆入魂!しているのを、
かたわらで固唾をのんで見ているような感覚。
大胆だけどガラス細工のような繊細さ。
終始圧倒されっぱなしでした。

「人がいるとうれしい」
「聴いてくれてありがとう」
と、歌の合間にふた言だけ発し、
またスタスタスタ、と退場。
すごいエネルギーを持ったアーティストでした。

終わった後も彼女のエネルギーが会場のそこかしこに残り香のように充満しているのを感じました。
そして後半のハンバート。
そんな後はさぞかし演奏しにくいだろうな、と勝手に心配になって、
どきどきしながら彼らの登場を待ちました。

衣装のスカートのサイズが小さくて苦しいの、と、
いつものようなたわいもない会話からスタート。
ふんわりと、でも一瞬で、ハンバートの空気にガラッと変わりました。

途中でカネコアヤノの歌もハンバートバージョンで歌ってくれました。

私は自分にはないものを持っている人を見ると、
自信をなくしたり、自己嫌悪に陥ったりすることが多々あります。
2人の歌声が、
自分が持っているものが最高なんだよ。
同じものはひとつもないんだよ、そのままを磨いていけばいいんだよ。

そう語りかけてくれるように心に響きました。

 

 
 

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