2日目
今日は月曜日。まずは地下鉄に乗って新国立美術館へ。
美術館自体は今日は月曜日で休みなのはわかっていたので、外観を眺めるだけだったのですが、建物はシンプルで力強く、美しく。
ドイツ人建築家、ミース・ファン・デル・ローエの作品です。
黒い大きな鉄の板の屋根とそれを支える最小限の柱。そして壁は4面とも全面ガラス、という潔さ。

 
ガラス越しに1階の展示物は見ることができました。誰の作品なのかわかりませんがどれもミラー仕上げなので、窓越しに外から眺めている自分たちの姿が映り込みます。
メインの展示スペースは地下なのですが、 1階のこのスペースも大理石の柱など重厚感満点。
なにか、国の威信が感じられる美術館でした。
 
 
 

このあと、歩いてポツダム広場を経由して近くのホロコースト記念碑へ。

ここはナチスによって大量虐殺されたユダヤ人犠牲者を慰霊するために作られた場所。
と、いうとなんだか重いかんじですが そこはただただ黒いコンクリート製の石碑2711基がグリッド上に並ぶ巨大なモニュメント。
同じ大きさのブロックがさまざまな高さで連なっている無機質で不思議な空間。
広場の周りのヨーロッパ的建物とのコントラストが強烈です。

 
ブロックの立っている広場自体が平らではなく凹凸があるのとブロックの高さが
いろいろあるので、遠くから見ると不思議な感覚。
そしてこのモニュメントの間を自由に歩き回れるようになっています。
中に入ると迷路に迷い込んだよう。
そして迫ってくる背の高いブロックに威圧されます。
 
 

こんなにシンプルなのに、今までみたどんな記念碑よりも心に焼きつく光景でした。
上の写真の赤いセーターのきれいな女性が一輪の花を手に、独りでずっとたたずんでいたのもこの場所の記憶と一緒に残ります。

 

また地下鉄でミッテ地区のヘックマン・ヘーフェという集合住宅へ。
最近中庭をリノベーションしてお店にする 集合住宅が多いようです。
もともと普通に人々が暮らしていた空間なので、通りからみるとほとんどわからない空間。
地味な看板をたよりに暗いトンネルをくぐり、中に進んでいくと雰囲気のいい中庭が。

 
 
 
 
きれいな中庭に面してお店が並んでいました。
カフェもあったりしたけど今日は休みのよう。
壁にはツタが這い、それがきれいに紅葉。
今日に限らずベルリンは紅葉がきれいで、ちょっと散り始めてはいるけど本当にいい季節でした。

お店はファッション系や本屋さんなど数軒。そのひとつ、"Hut Up"ヘ。
ここはフェルト製品の店で日本の雑誌でも紹介されているところです。ここで3匹の羊に出会いました。
店番をしていた黒人の男の人はきれいな英語で応対してくれました。
 
 
 
ふたたび暗いトンネルをくぐり、通りへ。
ほかにも同じような中庭に面したお店(ドイツ語で中庭を意味するホーフと言うそう)を2カ所訪れたあと、DKWというデパートで買い物をしたりしました。
今日はベルリン最後の夜。